長崎くんち庭見世

午前中「楽さるく」に参加して、午後から歴文で開催されている「実録 坂本龍馬展」を観ていたら、Tさんからメールが届いた。
「きょう5時から龍馬会の友人と飲み会やった後、庭見せを回りませんか?」

そう、10月3日は長崎くんちの庭見世だ。

この日の夕刻から各踊町の家々では、表格子をはずし木戸口を開放するなどして、家の中や庭園を道行く人に見せる。傘鉾をはじめ演し物の曳物、衣装、小道具、楽器などを飾り、踊町出演者に贈られたお祝品を並べてご披露する。

もちろん「行きます」と返事した。

出島朝市食堂に集まったのは5人。新鮮なお刺身で腹ごしらえをした後、庭見世を見て回るルートを、築町→東町→八坂町→籠町→銅座町と決めた。馬町は午前中に歴文で観たということでパス。

一緒に回った面々は、さすがに顔が広い。それぞれ、あちらこちらで知人に出会っては立ち話。僕も友人7~8人と出会った。だから、なかなかまとまって回れないし、人が多くてすぐ迷子になる。

しかし、この不況でどの踊町も本当に大変だろうに、いつもながらの綺麗な傘鉾や山車やお供え物や、何より奉納踊に練習を重ねてきた町の人たちの笑顔を観ていると、くんちにかける長崎人の心意気を感じ、熱いものがこみ上げて来た。

くんちを続けていく限り、長崎は大丈夫だ!

●馬町(傘鉾/本踊)
この町の傘鉾は、天保12年(1841)から受け継がれており、飾(ダシ)は馬具に弓矢陣笠鞭を配した伝統あるもの。本踊の演目は長唄「今日爰祭祝三番叟」(きょうここにまつりをいわうさんばそう)、馬町わらべ連も花を添える。
長崎伝統芸能振興会HPから、以下同じ》


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▲歴文のロビーに展示された馬町の傘鉾。龍馬と弥太郎は演し物ではありません^^


●築町(傘鉾/御座船・本踊)
長崎港の警備にあたった細川藩の警備船を模した「御座船」が演し物。船の飾りは本漆塗り、本金張りの豪華な造り。踊場に円を描きながら競りあがる勇壮な大技「大鳴門」を決める。本踊の賑やかな舞も見もの。


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▲築町の「傘鉾」。

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▲築町の「御座船」。


●東町(傘鉾/竜宮船)
伝統の竜宮船に新しい演出「乙姫」の物語が加わり、より勇壮に、より可憐に新・竜宮伝説が演じられる。竜宮船意匠は、漫画家の清水崑氏。傘鉾の垂模様が前日と後日で変わるところも見もの。


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▲東町の「傘鉾」。

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▲東町の「乙姫」を演じる娘たち。いや~美人揃いだ。

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▲「開運!なんでも鑑定団」に出したという「中国明時代の玉水差し」。肝心の鑑定額が書いてなかったが。。。


●八坂町(傘鉾/川船)
明治36年から川船を奉納。複数の踊町が演し物としている川船の中でも、この町の川船は唯一、三輪の車が付けられている。スピード感、躍動感に溢れ、軽快な曳き回しに乗って根曳が宙を舞う。


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▲八坂町の「川船」。

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▲八坂町の「川船」の衣装、小道具、贈られたお花など。


●籠町(龍踊~特別出演)
長崎くんちの代名詞ともなっている「龍踊」(じゃおどり)。独特の唐楽拍子に合わせて、長さ20メートル、150キロを超える龍体が、静と動を織り交ぜながら、不老長寿の源「日輪」を追い荒れ狂う様は圧巻。


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▲籠町に行くと、「モッテコーイ!モッテコーイ!モッテコーイ!ヨイヤー!!」と掛け声がかかっていた。

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▲「龍踊」になくてはならないドラや太鼓。


●銅座町(傘鉾/南蛮船)
440年前に入港した「南蛮船」が演し物。和・洋・中の楽器で独自の囃子、荒海の航海を表現する大技「トルナード」は豪快そのもの。南蛮行列には動物や帆船サグレス号が掲げて来たポルトガル国旗も登場する。


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▲「銀鍋」の2階に上がったらサプライズ!どでかいクエ、タイ、カジキがお出迎え!

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▲銅座町「南蛮船」の衣装。梅元さんの娘さんは大浦から賛助出演。

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▲銅座町の「傘鉾」は、町の名の由来となった「銅製」の飾りが載っている。

さあ、本番は10月7~9日。長崎の心意気をみせてくれ!
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テーマ : 長崎
ジャンル : 地域情報

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> aibikiさん

喜んでいただいて恐縮です。

江戸時代、長崎の町民すべてを諏訪神社の氏子にして、輪番で奉納踊をさせたのは、一つはキリシタン対策だったそうです。

この庭見世は、私たちはキリシタンではありません。どうぞ家の中までご覧くださいという意味もあるとか。

長崎はいろんな意味で面白い町ですね。

No title

いや~~~いっぱいのスナップありがとう。
庭見世見に行きたかったけど、行けませんでした。
だから、様子が良く分り、感謝のありがとうです。

長崎って1年がおくんちを中心に動いているのですね。
すごいイベントだ。
ほんと、そう思いますよ。
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