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遠藤周作文学講座「侍を読む」

9日はくんちの後日(あとび)。
朝から雨模様、お上りは大丈夫かなと心配だったが、後から2時間遅れで実施されたと聞いて安堵した。

くんちも無事終わったようだ。3日間お疲れ様でした。

と、いいながら僕はこの日、くんちとは全く逆の方向を目指した。
前から申し込みを入れていた遠藤周作文学館での第12回文学講座「『侍』を読む」だ。

14時からの開催だから、バスの時間を逆算すると・・・
僕んちから11時45分のバスに乗って、松山町で乗り換え、「桜の里ターミナル」で、板の浦行きのさいかい交通に乗り換えて行かねばならない。でも、この路線バスはのどかで大好きだ(^^)v

「道の駅(文学館入口)」で降りて歩いていると、子どもたちが募金を募っていた。

101009_shusaku01.jpg
▲この地区は、子供のころから奉仕活動をさせているんだね。さすがキリシタンの里だ。
 子どもに「いくらすればいい?」って聞いたら、「100円とか~」って言うから、「じゃ100円!」って100円入れたら、シスターが笑ってらした(笑)

101009_shusaku02.jpg
▲ここは最高のデートスポット。愛を告白するならここだ!でも相手が「沈黙」だったりして・・・(笑)

◆第12回文学講座
◆題目:『侍』を読む ~日本人像を中心に~
◆講師:海老井英治先生(九州大学名誉教授)
◆日時:平成22年10月9日(土)14:00~16:00
◆場所:遠藤周作文学館 開架閲覧室

◆僕のメモ:
 「侍」の内容そのものよりも、僕は海老井先生の以下のような話の方が印象に残った。
・この「侍」は純文学書き下ろし特別作品。日本では雑誌・新聞に連載後、単行本、文庫本で売り出すという流れがあるが、そうでなければ作家や出版社が飯を食えないという事情があるらしい。この本は違う。
・遠藤周作は7年おきに大作を執筆していった。
・「狐狸庵もの」は全く読まない。純文学は真面目にならざるを得ない。
・夏目漱石~芥川龍之介~太宰治~遠藤周作の流れは、日本純文学の「黄金ライン」と呼ばれる。
・彼らの文学とは、要するに「人間はいかにいくべきか」をテーマにしてきたわけだが、現代文学はもう「人生を小説に求めてもしょうがない」ものとなってしまったようだ。
・小説家が「先生」と呼ばれたのも彼らの時代。
・芥川は、日本人が外国のものを「日本化」していくことを柔軟に肯定的に捉えたが、遠藤はそれには不満があったのではなかろうか。いわゆる日本にはどんな種を蒔いても根から腐っていく(本質的なものが失われていく)という「日本泥沼論」だ。
・先日、ノーベル文学賞に村上春樹の名前が取りざたされたが、大物が受賞した。彼はまだ若い。


101009_shusaku03.jpg
▲遠藤周作文学館と角力灘

 僕は、「真面目に」遠藤文学を通して、自分を、長崎を、そして日本というこの国を知ろうとしてきたつもりだったのだが、「現代日本」の中で、この「侍」の主人公・長谷倉六右衛門のようにすべてが徒労に帰し、惨めな結果に終わるのだろうか・・・

 現代、この日本・・・その中に生きていくしかないこの自分・・・
 角力灘への旅はまだまだ続きそうだ。
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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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> aibikiさん

何度行っても、気持ちがスカーっとなります。

韓国にはクリスチャンが多いし、彼らにとっても長崎はキリスト教の聖地なんです。

アジアの中でもクリスチャンの比率が1番低いのが日本。

やはり秀吉の伴天連追放令以来の禁教の歴史が、暗い影を落としているんでしょうね。

No title

先日、私も東京から来た娘と行って来た遠藤周作文学館だね。
私が行った時は、韓国から来たのでしょうか?
韓国人シスターの集団が、マイクロバスで来てまして
いろいろ喋ってました。
何を言ってるのか、分りませんでしたが・・・。

あなたが言うように、外海は長崎の宝ですね。
あの風景は、守らない・・・。
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長崎には「墓・坂・馬鹿」が多いと揶揄されますが、「先人(歴史・文化)を敬うハカ・人の苦労(斜面都市・殉教・被爆)を知るサカ・自らを捨て人に尽くす(まつり・地域活動・平和運動)バカ」のことだと解釈し、このハカサカバカ精神で行動しながら、ケルン(記事)を積んでいます。

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