どしゃぶりの三連休中日~市民セミナリヨ2011~

来年の日本二十六聖人列聖150年を記念して、アジェンダNOVAながさきで企画したプレイベント「市民セミナリヨ2011~二十六聖人の殉教と信徒発見」をどしゃぶりの雨の中実施した。

集合場所の西坂公園に着いた8時の時点で雨脚が強く、階段が滝のようになっていた。「中止」の二文字がよぎる。ケータイにも「きょうは中止ですよね」などの問い合わせがある。とりあえず「予定変更もあります」と答える。

そうこうしているうちにアジェンダのスタッフ前田さんが来てくれた。前田さんは長崎さるくのサポーターをされている。
「こりゃ、どうしましょうかね~」と問うと、「さるくは一人でも参加者がいればやりますよ。どんな雨が降ろうと」とおっしゃる。

そうだよな~、参加申し込みをされて楽しみにされている方にとっては雨なんて関係ないだろう。前田さんの言葉に力を得て集合時間8:45まで待った。

すると、傘をさしながら参加者が一人二人と集まって来てくださるではないか。ありがたい。早々と予定変更も考えた自分を恥じる。

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▲9時、日本二十六聖人殉教碑前で出発式。予定通りのコースで出発。

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▲ガイド役は柿森和年(長崎の教会群を世界遺産にする会事務局長)さん。長崎さるくからお借りした拡声マイクをつけてさしあげる。

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日本二十六聖人記念館。もうこの時点から僕は次の準備に回っていて、いない。写真はすべてスタッフ田中さんに撮っていただいたものだ。

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聖フィリッポ教会(西坂教会)。26聖人の列聖100年を記念して建てられたアントニオ・ガウディ風の教会。日本にガウディを紹介した今井兼次氏の設計だ。実は僕はこの中に入ったことがない。残念!

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サン・ジョアン・バプチスタ教会とサン・ラザロ病院跡(本蓮寺)。本蓮寺といえば、かの勝海舟が4年間寓居とした寺であり、シーボルトも国外追放後、30年ぶりに長崎に戻って来たときに滞在した寺でもある。

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▲西勝寺にはキリシタンころび証文がある。一般には公開されていない。遠藤周作「沈黙」で有名な”転んだ”フェレイラのサインがある。

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山のサンタ・マリア教会跡(長崎歴史文化博物館)。この教会が禁教令で取り壊された後、長崎奉行所立山役所が建った。このように長崎には、キリスト教と仏教の軋轢(政治的な)から寺を壊し、教会を建て、またその教会を壊し、別のものを建てるなどの歴史が繰り返されてきた。土地が狭いという理由だけではない。

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サント・ドミンゴ教会跡資料館(桜町小敷地内)。ここも小学校の統廃合で立て直したときに教会跡が発掘され、資料館が敷地内に建てられた。地層を探ると長崎が辿った様々な歴史が見えてくる。必見だ。

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▲この興善町の地方裁判所や検察庁がある通りを「フロイス通り」と名付けられている。ポルトガルのイエズス会の宣教師ルイス・フロイスのことだ。彼のことはここで書いた。

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ミゼリコルディア本部と教会跡(地方法務局)。ミゼリコルディアとは慈善・福祉活動を奉仕する信心会のこと。1583年創立。日本で最初の民間の社会福祉事業が行われたところだ。

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▲長崎県庁が建つ場所は、開港当時の岬の突端の一等地。1571年サン・パウロ教会(岬の教会)跡、1593年日本イエズス会本部跡、1601年被昇天のサンタ・マリア教会跡、1598年?コレジヨ(1605年サカラメンタ提要の印刷)跡、1614年長崎奉行所西役所跡、1855年海軍伝習所跡など長崎の歴史の本流を物語る場所である。

午前中のさるくはここで一旦解散。予定の11時より30分程度オーバーしたらしい。
午後からの大浦天主堂での音楽と講話にセミナリヨは移動する。

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▲国宝・大浦天主堂で行われたデ・ルカ・レンゾ神父(日本二十六聖人記念館館長)による「二十六聖人の殉教と信徒発見」の講話。

講話は素晴らしい内容で感動したとの声。嬉しかったが、自分が聴けなかったのが何とも悔しい。

僕は天主堂入口で観光客一人ひとりに、通常の観光案内テープを止めていますとのお断りを入れていた。
思いもよらないトラブルも発生した。ここには記したくない。


しかしイベントは疲れる。参加者に喜んでいただくのが唯一の救いなのだが、実は達成感が乏しい。
自分に課した独りよがりの使命感と思い込みだけで続けているというのが本音のところだ。

でも弱音は吐くまい。

次のイベント。ホセ・エンリケ・アヤラ・ハルネ パイプオルガンコンサートが10日後に迫っている。
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> おこめさん

ありがとう。

何か、誰かにそう言って欲しかっただけかもね・・・(^^ゞ

長崎愛か・・・

そういう愛があれば、どんどん振舞いたいと思います。

参加するのは、言ってみれば乗っかる感じだから楽なんですよね~

企画する側って大変なんですね~

ましてやニュースで見たけれど、長崎はすごい雨だったでしょ?

あにじゃさん、お疲れ様でした。

でも、長崎愛感じます(^-^)
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