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第12回枯松神社祭~旧キリシタン~

江戸幕府がキリスト教を禁じた1614年以降、潜伏したキリシタンのことを「潜伏キリシタン」とか「隠れ(かくれ)キリシタン」と呼ぶ。

では、明治6年(1873)、禁教令が撤廃された後も潜伏時代の信仰を守り続けている人たちをどう呼ぶのか。
「離れキリシタン」という呼び方もあるが、実は少し混乱を招いている。

それを指摘し、禁教時代を「潜伏キリシタン」、禁教が解かれた以降を「カクレキリシタン」という使い方を提言したのは、長崎純心大学の宮崎賢太郎教授である。

現在、その「カクレキリシタン」は長崎の生月、五島、そして外海にしかいない。
しかし外海では「旧キリシタン」とか「昔キリシタン」という呼び方をする。

もう「カクレ」ているわけではないし、そもそもカクレという言葉はカトリックサイドからの言い方らしい。
何よりマイナーな表現である。

今回、取材した外海の下黒崎町の村上さんは、その「旧キリシタン」代表だ。

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▲NCCスーパーJチャンネルながさきの特集で放送したときにそれに気を遣った。肩書では「旧キリシタン」。でもコメントでは「いわゆるカクレキリシタン」という表現を使った。

この取材を通して、旧キリシタンの信仰が垣間見えたような気がした。
イエス、マリアを祈るというより、どうもご先祖を祈る信仰に変質してしまっているようだ。

見つかると命を脅かされない中で秘かに秘かに信仰を続け、オラショを口伝していく間で、その意味も形も少しずつ変わった行ったのは仕方がないこと。

守り続けることが自体が最大の使命となったのだろう。
村上さんのお父さんは、それにしても変質してしまったオラショを研究し、少し意味があるものに「戻した」。

村上さんは、その父から引き継いだものは絶対に変えないで守り続けると語った。

僕は少し、痛ましくも愛おしい思いに駆られた。
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長崎には「墓・坂・馬鹿」が多いと揶揄されますが、「先人(歴史・文化)を敬うハカ・人の苦労(斜面都市・殉教・被爆)を知るサカ・自らを捨て人に尽くす(まつり・地域活動・平和運動)バカ」のことだと解釈し、このハカサカバカ精神で行動しながら、ケルン(記事)を積んでいます。

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