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87.憧れの欧州旅行(7)~グラナダとギター~

8/4のお昼に、とうとう憧れのグラナダに到着した。小高い丘の上には、恋してやまなかったアルハンブラ宮殿が佇んでいた。

到着一番、そのアルハンブラ宮殿の丘の途中にあるギター工房に行った。
今回の旅行の最大の目玉、自分のギターを作るためだ。

Paco Santiago Marín(パコ・サンチェゴ・マリン)の工房だ。住所は Santiago,41 18009 GRANADA。

彼の紹介をHPから転記する:


16歳から11年間、叔父のアントニオ・マリン・モンテーロの工房でギター製作技術を習得したパコ・サンチャゴ・マリン。1973年に独立、アルハンブラ宮殿のそそり立つグラナダに工房を持ち、息子のルイス・ミゲール・サンチャゴ・マリンと共に現在も製作を続けている。レオ・ブローウェル、デービッド・ラッセル、マリア・エステル・グスマン、コンラド・ラゴスニックといった著名なプレイヤーに愛用される彼のギターの魅力は、真面目な性格をよく表わしたしっかりとした構造が功を奏した極上のサウンド・バランスと芯の太さ。ハカランダ・モデルの本機種で、その魅力を体感してみて下さい。

トップ/スプルース、S&B/ハカランダ、ネック/マホガニー、フィンガーボード&ブリッジ/エボニー、スケール/650mm仕様。定価2,100,000yen ハードケース付き。


と、こんな立派なギター製作者のギターをそうそう買えるもんじゃない。小林さんに交渉してもらって、当時見習いだった彼の息子の名前で作ってもらうことにした。

今、手元にある僕のギターの銘板には、「 Luis Santiago Hernandez 」とある。息子のルイス・ミゲール・サンチャゴ・マリンのことだ。
現在のグラナダのギター工房のリストには、Pacoと同じ住所になっているが、立派に独立しているようだ。当時は写真の通り若かった。

guitar2.jpg
▲Paco Santiago Marín


guitar.jpg
▲Luis Santiago Hernandez

日本で輸入ギターを買う場合は、輸送コストや流通業者のマージンなどが乗るので現地価格の3倍にはなると聞く。だから、ものすごくいい買い物をした。

契約書にサインして、彼らと記念撮影をし、その日の夜に食事に招待されて、店を出た。勿論、ギターはできてから日本に送ってもらう。

店を出て坂を上って行けばすぐ「アルハンブラ宮殿」だ。
内部は明日じっくり回るとして、まずは宮殿に行ってみよう。気持ちが逸る。

アルカサバは、アルハンブラ宮殿内では一番古い部分で、13世紀の要塞。今は廃櫨となっているが、全盛期には24もの塔があったと言われる。ベラの塔(Torre de la Vela)は、現存する一つで、ここに登ると、グラナダ市内、ヘネラリフェ宮から遠くはシェラネバダ山脈まで、素晴らしいパノラマが展開していた。

ここだ。僕が来たかった場所は。ギターも買ったことだし、もう何も言うことはない。もうここで死んでもいいと思いながら、この360度の絶景をいつまでも眺めていた。

alhambra1.jpg
▲ベラの塔から東方を眺める。先にヘネラリフェ宮。(右手は下の写真へ続く。以下同様)
alhambra2.jpg
▲南方、はるか彼方にシエラネバダ山脈
alhambra3.jpg
▲西方、グラナダ市内
alhambra4.jpg
▲北方、右手の白壁の民家がアルバイシン地区


この後、グラナダの名工アントニオ・マリン・モンテーロの工房を訪ね、彼の家に招かれて、美味しいワインをご馳走になった。

guitar1.jpg
▲Antonio Marín Montero


その夜は、アルバイシンを散策した。(上のパノラマ写真4枚目)

アルバイシンはグラナダでもっとも古い地区とされ、アルハンブラ宮殿、ヘネラリフェ宮殿とともに世界遺産に指定されている。元々はイスラム教徒のための居住区で、白壁を特徴とし、その景観を壊す開発が禁じられているという。

細い曲がりくねった路地を車でそろりに移動していくと、どこからともなく歌とギターが聞こえてきた。この地区に居住するジプシーたちだ。泣き叫ぶような声に乾いたフラメンコギターのラスギアード。コンサートに来てるわけでもなければ、CDを聴いているわけでもない。彼らが彼らのために歌っている唄を生で聴いているのだ。これが本当のフラメンコだ。

albaycin.jpg
▲ジプシーたちの歌とギターが聞こえたアルバイシンの民家


こんなにも一日が長く、充実して、幸せな夜はなかった。
明日はもう一度宮殿に行って、じっくりと「アルハンブラの思い出」を作ろう。

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> ブラウンさん

こちらこそ、はじめまして

そうなんですか。僕のブログが役に立ったんですね?

嬉しいですね。

ひょっとしてマリンの楽器を買うか、もう持たれてらっしゃるのでしょうか?

いい楽器ですよ~~(^^)v

No title

リンデン様

はじめまして。こんばんは。
スペインのギター制作家の連絡先を何とか知りたいと思い検索しているうちに、貴ブログにたどり着きました。

目的が達成できたことを御礼申し上げます。

                    ブラウン

あにじゃさんどうも。
あなたが、今回旅にでた1番の目的が、ここだったようですね?
本場のギターを作ってもらったくだりには、ミュージシャンの私も理解できるので、本当に良かったな~って思いました。
ハワイアンのウクレレも同じような環境で、ハワイの工房に行き、ハワイしか取れないコアの木じゃないといい音がでないので、それを頼むミュージシャンが最近は多いのです。
あの小さいウクレレですが、高いのは40~50万円もするのです。
知らなかったでしょう?
普通、楽器屋に行くと2~3000円から売ってますからね。
ま~1万円以下は、オモチャと考えていいでしょう。
ウクレレ教室の先生は、私の知り合いだから、その先生は最低4万円以上のウクレレを買わせています。
ちょっと話が脱線しましたが、至極の1日を過ごしたのですね。

分かります。ウクレレだって同じ發弦楽器。いいウクレレだとそれなりの値段がするでしょうね。
何を隠そう僕がギターを始める前に手にしたのは、ウクレレだったんですよ。
コードも何も知らずに、ただ1弦と2弦を交代に弾いて「禁じられた遊び」を弾いたのが僕のギター人生が始まりでした。[:ワーイ:]
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