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91.憧れの欧州旅行(11)~ザルツブルグ~

1989/8/9、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のミュンヘン中央駅(Munich HBF)で、ザルツブルグ中央駅(Salzburg HBF)行きのチケットを買った。

鉄道で国境を越えるのは今回の旅では初めて。といっても1時間半ぐらい列車に揺られていただけ、列車を降りたらそこはもうオーストリアザルツブルグだ。

「ザルツブルグ」、この地名は少しでも音楽をかじった者にとっては特別な響きがある。モーツァルトの生誕地であり、ザルツブルグ音楽祭の開催地、そして映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台である。

ザルツブルクとは元々「塩の城」という意味で、街の中心を流れる川はザルツァッハ川(塩の川)だ。この地域ははるか紀元前の先住民の時代から「塩」の採掘が行なわれていたという。

街は、南から北に流れるザルツァッハ川を中心に、西側のツェントルムと呼ばれる旧市街(左岸地域)と、東側に位置する新市街(右岸地域)とに分かれる。観光map.pdf

まず新市街にあるミラベル公園に行った。
色とりどりの美しい花が咲き乱れ、噴水が空高く吹き上がっていた。あのサウンド・オブ・ミュージックのマリアと子どもたちの「ドレミの歌」が今にも聞こえてきそうな庭園だ。

庭園の真正面の街を見下ろす丘の上には、ホーエンザルツブルグ城が、ようこそザルツブルグへ!と言わんばかりに迎えてくれていた。

Mirabellgarten.jpg
▲ミラベル公園、正面にホーエンザルツブルグ城


このホーエンザルツブルク城は、1077年に建設が始まり、大司教座がおかれていた。当時のヨーロッパのキリスト教社会では、大司教というのは一国の領主に匹敵する権力と富を有する存在であり、ザルツブルクの街も歴代の大司教のお膝元として、貿易拠点や文化の中心として大いに繁栄したという。

庭園の横にはマリオネットシアターがある。映画では、マリアと子どもたちがトラップ大佐の婚約者を歓迎して人形劇をするが、それに使われたマリオネットだ。もちろんサウンド・オブ・ミュージックの人形劇も上演されている。

SalzburgMarionet.jpg
▲マリオネット劇場のマリオネット


ザルツァッハ川にかかる橋を渡って旧市街に行ってみた。この旧市街は、ヨーロッパで最も美しいと言われ、1997 年に世界遺産に登録されている。

正に建築の宝庫。厳しい保護措置が課せられているらしいが、数々の小路を歩くと中世様式、ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック様式の建物や民家が連なっている。

まずは、「音楽の都」の聖地、モーツァルトの生家に行かなければなるまい。

生家は目抜き通りのゲトライデ通り沿いにある。イエローの壁がひときわ印象的だ。モーツァルトは1756年1月27日に生まれた。現在は博物館となっており、モーツァルトが使用したヴァイオリンや自筆の手紙や楽譜、肖像画などが展示されている。

MorzartsGeburtshaus.jpg
▲モーツァルトの生家

ザルツブルクでは、1842年にモーツァルト音楽祭が、1856年にモーツァルト生誕100年記念音楽祭が開かれた。この流れを受けて、1877年にウィーンフィルがウィーン以外ではじめての公演をおこない、1887年に指揮者のハンス・リヒターが参加してザルツブルク音楽祭(Salzburger Musikfest)が始まったという。公式HPはこちら、実際に言ってみたい方には、こちらがおすすめだ。

折りしもザルツブルグ音楽祭が開催中。メインは祝祭劇場(トラップファミリーがエーデルワイスを歌うシーンを撮影)だが、レジデンツやホーエンザルツブルグ城や、市内のあちこちでサマーコンサートが開かれる。素敵な聖歌が聞こえてきた大聖堂を覗いてみた。

SalzburgMusicFes.jpg
▲大聖堂(Dom)でのコンサート

この5年後に、長崎の浦上天主堂でプラハ・バロック合奏団のクリスマスコンサートを企画し、長崎少年少女合唱団に歌ってもらったのは、この記憶からだった。

奇しくもこの日が長崎原爆祈念日だったのは、何かの導きだったのだろうか・・・

コンサートの後、レジデンツの前のモーツァルト広場で、モーツァルトの銅像にあいさつをした。

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あにじゃさんどうも。
以前の日記のコメント読ませて貰いましたが、カウンさんとの
やりとりは面白いね。
彼女とは以前お会いしてるので、彼女の素の部分が垣間見れて
楽しいですよ。
彼女にも宜しくお伝え下さいね。
さて今回のお話に戻りますが、モーツアルトの生家へ行ったんだね。
前の写真と、ここで写っている男性は、あなたの当時のスナップですか?
う~~ん、そうだとしたら確かに若い。
感性も1番研ぎ澄まされていた時期でしょうね。
いい時期に、旅行したんだな~って思いましたよ。
やっぱり、クラシックは本場で聞くと良いものだろうな~。
音楽を聴くと、特にクラシックは景色が見えますよね?
そして、あなたは、その原点を見てきたのだから、
あなたの音楽は、本物ですよ。
私もクラシックは嫌いじゃないですよ。
時々、無性に聞きたくなる時もあるくらいです。

彼らが大聖堂で聖歌を歌っているのを聴いたら、日本人が「クラシック」というジャンルで分けているのと、彼らの感覚がいかに違うのかが分かりました。
彼らにとっては、音楽そのもの、歌そのもの、もっと言えば心そのものなんですよ。
よく日本人のクラシック音楽家が、ヨーロッパに留学して挫折してしまう話を聞きますが、何か分かるような気がします。

ひゃ~~[:しずく:]
aibikiさん、お久しぶりです[:汗:]
もう3年前だったですよねぇ。なんか懐かしいです[:ワーイ:] 覚えていてくださって有難うございます[:ドキドキ:]
これでも少し押さえて書いてるんですけどね。
普段は、もう「どんだけ~~~~~」です[:ウィンク:]
ここで再会できるとは~ 嬉しいです。
これからも宜しくお願いします[:↑:]
あにじゃへ
写真・・・やっぱり若~~~~~~[:男の子:]

僕のブログ上で再会を果たしていただいて光栄です。[:ワーイ:]
僕の写真は出すつもりなかったんだけど、他に写真がなくてね。
もういいや、えいっ!って感じで出しちゃいました。
一挙に”あにじゃファン”が急増するのが心配です。[:ベー:]

いよいよザルツブルグ来ちゃいましたね~
行ってみたいですね~
大聖堂のコンサートも聴きたいですね~
うん、定年後に行ってこようかな。

ザルツブルグ。建築様式の宝庫ですね。ヨーロッパに散らばる色々な様式の基が見れるので世界遺産になったのは嬉しいですね。まあ、僕はイクローの様に定年になっても行けないと思うけど[:大泣き:]

次回はイクローが大好きなサウンドオブミュージックよ。
乞うご期待!![:ワーイ:]

いやいや、人生何があるか分かりましぇん。あきらめずにおれば、きっと・・・[:ウィンク:]

>イクロー
早く定年になってよ~[:ドキドキ:]
皆で行こうよぅ[:↑:]
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