10.彼と彼女のこと

小学校時代、忘れられない二人がいる。AくんとBさんだ。本名は書けない。

Aくんは進行性筋ジストロフィーだった。その病名は後日知ったわけだが、子ども心になかなか難しい病気であることはすぐに理解できた。なぜか彼から慕われた。それを学校が知ってか知らずか、6年間ずっと同じ組だった。

Aくんはその病気のせいか、わがままなところがあった。そのAくんのわがままをずっと受け入れてくれていたのがBさんだ。なぜ彼女はあそこまで彼に優しくできたのだろう・・・。時折、勝手なことを言うAくんに厭な顔一つせず、Bさんはいつも微笑んで受け入れていた。Aくんがトイレに行くのにも、手をとって付いて行ってあげていた。

先生から指図されたわけでもない。自然にAくんに連れ添い、手を差し伸べていた。
少し髪と眼が栗色で肌が真っ白だったBさんは、まるで天使のようだった。

中学に上がって程なくAくんは、本当の天使に召され、天国へ旅立った。

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> kikiちゃん

うん、kikiちゃんのこの書き込みでマジその気になってきた(^^ゞ

kikiちゃんもアルプスの天使!(^^)/

No title

え~天使さんとの再会?!
またお会いできたらいいですね。(*^_^*)

> kikiちゃん

Bさんは3年生ぐらいからだったような気がします。

それが実は10年ほど前に彼女と再会したんです。

何とたまたま行ったゴルフ場で。彼女はキャディをしていました。

突然の出会いでビックリ。

またどこかでお会いして昔話でもしたいなと思っています。

No title

Bさんも6年間ずっといっしょだったのですか?
ホントの天使だったのかもしれませんねv-238
A君は短い間だったけど、リンデンさんやBさんという
優しいお友達に囲まれて幸せでしたね。(*^_^*)
Bさんは今はどうしていらっしゃるのでしょうね。
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