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太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男~

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こういった戦争もので話題になっている映画は必ず観るようにしている。
先の戦争を考えるいい機会になるからだ。

ましてや母が父と観に行って「感動したばい。最後のよかった。戦闘シーンのすごかった」との感想を聞いたからには、こりゃ観てみんばねと足を運んだ。

そして見終わって、あ~あそこばいいよったとね、と納得。
きっと最後の投降シーンで母は泣いたに違いない。
そしてビルマで戦死した大好きだった兄のことを思い出したに違いない。

硫黄島からの手紙」もそうだったが、人は極限状態におかれたときに何を感じ、どう行動するか、部下の生死を預かっているリーダーとしてとるべき行動とは、と考えてしまう。

いやきっとそんな選択の余地はなしにあっという間に命を落としていった戦士がほとんどであろう。

英雄として、また伝説として語り継がれても・・・まずは戦争の虚しさ。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ヒア アフター Hereafter

ピーター・モーガンの脚本がすばらしい。

クリント・イーストウッド監督の人を見る目が優しい。

マット・デーモンの演技をしない演技に引き込まれる。

観客は、つらい運命を背負った3人の主人公の行く末に不安を抱きながら共に生き、そして最後に希望を見出す。

僕はこんなに映像が説得力を持つものかと、映画の素晴らしさに改めて感動しながら、涙が止まらなかった。

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▲クリックで、Official HPが開きます。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

祝!妻夫木聡、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞!

嬉しかった。日本アカデミー賞の最優秀の作品賞、監督賞は「告白」に譲ったものの、主演男優・女優、助演男優・女優の4部門を「悪人」が独占した。

何かの事情で日本人特有のバランス感覚が働いたのかもしれないが(賞とはそういうものだ)、何より僕が嬉しかったのは妻夫木聡くん(あえて「くん」付けしたい)が最優秀主演男優賞を獲得したことだ。

彼が受賞後の感想で述べていた「ひたすら自分を殺すことを心がけた」の言葉は、根っからの「善人」だと思う彼が(実際、僕は映画「69」でお会いして感じたことだ。自他共に任じていたはずだ)、「悪人」を演じるというある意味、自分の俳優としての真価に挑戦したということであろうし、その演技に最高の評価が下ったのだから、彼の嬉しさは特別なものだったに違いない。

それを知っている深津絵里の彼を見つめる目と涙とコメントにも共感した。
二人は正に善人と悪人の狭間を見つめながら、俳優として、男と女として、そして人間としてお互いに格闘したのであろう。

いいなぁ~、男優と女優が演技を通して戦友となる。二人には特別な愛情が生じたに違いない。

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▲最優秀主演男優賞受賞後の二人の表情

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ソーシャル・ネットワーク

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Facebookの友人からすすめられて、TOHOシネマズ長崎で「ソーシャル・ネットワーク」を観た。



2004年、ハーバート大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが、いかにfacebookを産み出し、そして今や全世界に5億人を超す登録者がいるSNSに仕立てあげていったのか。

その過程で垣間見えるアメリカのIT社会、競争社会、訴訟社会の殺伐とした現実。
他人を平気に傷つけ、蹴落とし、訴える社会。

ネットと現実社会の挟間で彼らは何を追い求めているのか・・
現実社会をネットに取り込みたいのか、あるいはネット社会を現実化したいのか・・

会員数が100万人を突破したときに社員が小躍りし、パーティをするシーンがあったが、そういえば当時、日本にもすでに会員数300万人を超えるSNSがあった。ゆびとまだ。

その盛衰に身近に関わってきただけに様々な複雑な思いがよぎった。


Microsoftは、Facebookの時価総額を150億ドル(約1兆6,500億円)と評価している。
一人の天才が生み出した価値だ。この価値をどう考えよう。

しかし、その価値よりも、このfacebookはtwitterとともに現在、社会構造をも変える力を持とうとしている。

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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画「深い河」上映会

開館10周年を迎えた遠藤周作文学館では、企画展「遠藤周作と映画」が行われているが、このところ毎週、この企画に参加している。→9/12「遠藤周作と映画」、9/18「遠藤周作学会

25日(土)13:00からは、映画「深い河」上映会が行われた。

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遠藤周作最後の純文学作品「深い河」は、遠藤文学の集大成といわれる通り、遠藤作品における特徴的な登場人物たちが全て登場し、インドを舞台にそれぞれの人生を振り返ることで大いなる河(ガンジス河)へと導かれる作品です。今回上映する映画「深い河」を撮った監督・熊井啓は。「海と毒薬」や「愛する」(原作「わたしが・棄てた・女」)など遠藤作品を原作とした映画を数多く発表しました。熊井は、原作の想いや風合いを損なうことなく映像化することを目指した監督です。今回は、その中でも一番原作に忠実な「深い河」をご覧いただきます。(上映会のお知らせから)


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▲上映会は150人の定員であったが、満員。さすがに中高年ばかり。

映画は期待を裏切ることなく素晴らしかった。

愛する妻を亡くし、その生まれ変わりを探し回る磯部、戦争の傷みを引きずる木口、生きるのが下手で何かを求め彷徨う神学生・大津、その大津を誘惑し、ボロ切れのように棄て、満たされぬまま、何かを求めている女・美津子など、それぞれの柵に囚われ、彷徨っている人間を、その混沌のままに抱いてくれるガンジスの流れが、優しく大きい。

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▲観終わった後、以前から行ってみたいと思っていた近くの展望台(鎖国時代は遠見番所があった)に登ってみた。ただでさえ素晴らしい角力灘が、さらに広く、大きく、眼前に広がった。

母なる河ガンジスもこの角力灘のはるか彼方に注ぎ込んでいる。

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▲遠藤周作が到達した境地を学ぶべく、また彼が影響を受けたというジョン・ヒック宗教多元主義は、長崎という土地柄がもっともその実現に相応しく、僕の望むところであるため、少し勉強してみようと思う。

あ、それと秋吉久美子のブログを見つけて読者登録したことを追記したい。結局それかい!!

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

遅ればせながらハナミズキ



このところ重苦しい映画、悲惨な映画、血なまぐさい映画ばかり観てきた僕・・・

きょうは僕らしくない映画を観てきた。(笑)



これは、もう、誰にでもおすすめできる!!

遅い?? ガッキー~~!!

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

十三人の刺客

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十三人の刺客」の試写を観た。

まずひと言「度肝を抜かれた!」

ベネチア映画祭に出品された作品だという予備知識しかなかったのもあって、衝撃の映像、怒涛の展開に完全に打ちのめされてしまった。

特にラスト50分間の壮絶な戦闘シーンは、あのサムペキンパー監督の「ワイルドバンチ」を彷彿とさせた。
大ざっぱに言えば「七人の侍」+「ワイルドバンチ」=「十三人の刺客」ってな印象か。

とまあ、このような感想が一つ。

それから、大平の世に飽き、刺激を求め、罪なき民衆に対し不条理な殺戮を繰り返す暴君に、選ばれし者たちが叛旗を翻すという痛快なストーリーは、国民の不満が鬱積し、先が見えない現代の日本において、期待されるストーリーかも知れないなとも思った。

でも、正直な感想を吐露すれば、「キャタピラー」もそうだったが、残酷でリアルな映像にはもう、ちょっとついていけないなとも。

ラストの壮絶な戦闘シーンに、ベネチア映画祭ではスタンディングオベーションが起こったそうだが、やはり人間は憎き敵を殺すことに達成感、爽快感を持つものであろうか。血が騒ぐのであろうか。

確かに遠い昔、西部劇、時代劇、戦争映画などで正義が悪を一掃するストーリーに喝采をあげ、楽しんでいた自分を覚えている。

でも、少なくとも近年、戦争や平和について考えてきた中で、こんな血で血を洗う大量殺戮シーンには、目を背けたくなるのは否めなかった。

そんな感傷を持って観る者は、どうぞやわな純愛ものでもご覧くださいと言われるのだろうか。

憎い奴を殺したいと思うのは人の根源な欲望なのだろうか。

もしそうだとしたら、こういう映画をエンターテイメントとして楽しみ、その欲望を少しでも発散できるのなら、平和な社会には必要不可欠なものかも知れない。

9月25日公開

遠藤周作と映画

外海の遠藤周作文学館で企画展「遠藤周作と映画」が行われている。

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数多くの著作が映画化され、自身も映画少年だった遠藤周作が面白いことを言っている。
(うろ覚えなので、少し違うかも知れない。ご勘弁を)

原作を映画化する監督には三つの型がある。悪妻型、良妻賢母型、情婦型だ。

悪妻型は、原作の味読を台無しにしてしまう監督

良妻賢母型は、原作の味読をうまく映画に活かしてくれる監督

情婦型は、原作とは違う魅力を引き出してくれる監督

遠藤周作いつも監督に情婦型を望んだそうだ。


さて話題の映画「悪人」の李相日監督は??原作も映画もご覧になった方、いかがでしょう??

原作者吉田修一自身が脚本を担当しているので、原作者が望む映画になっているはずだが。

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▲入館前はどんよりとした角力灘だったが、

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▲館を出ると、すっかりと景色が変わっていた

テーマ : 長崎
ジャンル : 地域情報

死刑台のエレベーター

1958年にフランスで制作された「死刑台のエレベーター」がリメイクされた。

名匠ルイ・マル監督のデビュー作。彼が、当時25歳という若さで作った本作は、ルイ・デリュック賞を受賞し、サスペンスの金字塔も称される作品。

マイルス・デイヴィスによる即興演奏、アンリ・ドカエによる斬新な手持ちカメラを生かした撮影、ジャンヌ・モローのクールな美しさ、フランスヌーヴェルヴァーグの代表的作品とされる。



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▲「死刑台のエレベーター」公式HPから

監督は「独立少年合唱団」「いつか読書する日」「のんちゃんのり弁」で数々の国内外の映画賞を受賞してきた緒方明監督だ。

緒方監督は、ドキュメンタリー、テレビ、CM、映画と映像の世界を知り尽くした人。
NCCふるさとCM大賞の審査員もしていただいている。実は個人的にも近しい人。

この映画でまた話題を振りまかれることだろう。



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▲左から、小椋悟プロデューサー、阿部寛さん、吉瀬美智子さん、緒方明監督


「あの人を殺して、私を奪いなさい」と彼女に誘惑されたら・・・

「はい!そうします!」と言ってしまいそうになるほど、彼女が美しい。

公開は10/9。長崎ではユナイテッドシネマだ。待ち遠しい。

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

キャタピラー

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話題の映画「キャタピラー」を長崎セントラル劇場で観た。

主演の寺島しのぶが、2010年ベルリン国際映画祭コンペティション部門で銀熊賞最優秀女優賞を受賞したことが一躍有名になったので、当然シネコンでやるものだと思っていたのだが、長崎で唯一残っているこの小さな単館でなぜやるのか、観終わって納得した。

まず、きわどい。残酷なシーン。露骨な性行為。右翼が突っ込んできそうな「大日本帝国」の扱い方。

寺島の母である富司純子が「この映画に出たら、お母さん、自殺します」といい、寺島が「この映画に出られなければ、自殺します」と語ったというのも分かる。

そして、重い。それも非常に重い。戦争の虚しさ、国家の身勝手さ、人間の惨さと儚さ、すべてがこの映画の上に圧し掛かったようで、重い。

観た後、一日誰とも話をしたくないほどであった。

だから大衆受けばかり狙うシネコンには当然上映は無理だろう。

しかし、これが戦争だろうと思う。思想的に右だ左だとは関係なく、戦争の真実に近いと思う。
それだからこそ訴求力がある。それだからこそ、多くの人に観て欲しいと思う。
あんな戦争は、本当に、絶対に、繰り返してはならないと思って欲しい。

寺島しのぶはスッピンでスッポンポンで演じた。
体当たりの演技、という月並みな表現はしたくない。
寺島しのぶという人間のすべてをこのシゲ子に託し、同化し、共に生きたとでもいいたい。

ラストシーンの彼女の笑顔が美しく、それだけが唯一の救いのようであった。

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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長崎には「墓・坂・馬鹿」が多いと揶揄されますが、「先人(歴史・文化)を敬うハカ・人の苦労(斜面都市・殉教・被爆)を知るサカ・自らを捨て人に尽くす(まつり・地域活動・平和運動)バカ」のことだと解釈し、このハカサカバカ精神で行動しながら、ケルン(記事)を積んでいます。

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